2011年8月22日

NSR250Rチャンバー交換(その二)


チャンバーとエンジンとの間に挟まるフランジの加工


そもそも何も加工をしなくても問題はないのですが

エンジン側のポートは楕円でチャンバー側は真円

どうしてもフランジとエンジンとの間に段差ができる


2ストロークのチャンバーは流体力学応用の塊で

爆発後のガスはエンジンから排気されるとチャン

バー内で膨張してぶつかりエンジンに戻ってくる

それを利用し燃焼ガスの充填効率を上げている



クランクケースリードバルブ式2ストローク作動
(画像をクリックしてみて!)



ということは・・・

この段差を極力取った方が良いに決まってる!


エンジン側とあわせながら段差を削っていきます



 あわせては削って、あわせて削って・・・



 こんな感じに



 段差がほぼ無くなったら耐水ペーパーで



 こんな感じかなぁ?

  
 
昔は吸気、掃気、排気ポートも削った覚えがあります

そもそもシリンダーは鋳物なのでポート壁は凸凹です

滑らかな吸排気を行う為に鏡面仕上げしたもんです


そんな昔話はさておき

 ビフォア・アフター
右が削る前で左が削った後


どれくらい削ったかというと
1個だけでこんなにも削りカスが出るくらい
フランジポートの形状を変更しました

アルミだけどしょうじきかなり疲れます

でもそれだけの効果は期待したいですね!


2気筒あるのでもう1個も頑張りま~す!




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