2011年9月1日

NSR250Rチャンバー交換(その三)




今回は90年式以降のNSRの欠点であるオイルポンプの
オイルシール抜けの対策もあわせて載せておきました

参考になればと思います


 苦労して削ったフランジの装着!

耐熱シリコンパッキンを塗って穴の位置をしっかり
合わして(段差無くして)からナットの本締めをします



チャンバー本体装着

たぶんスプリングをはめるのに苦労するでしょう



ところが コレを利用すれば

スプリングをはめる専用工具です

コレで簡単にはめることが出来ます



 チャンバー装着後

う~ん!美しい!!


そして今回は2ストオイルポンプとミッションとの
間にあるオイルシール交換も同時に行ないます

90年式以降のオイルポンプのシールは抜けやすい
抜けると2ストオイルがミッションへと入り込み
ミッション内が2ストオイルで満タン状態になる

結果

左後ろのミッションドレンパイプからオイルが漏れる



マニュアルをみてフムフムと・・・

ついでにプラグも交換しよう♪



まずは満タンであろうミッションオイルを抜きます



やはりオイルドレン口からだけではなく
オイル投入口からもあふれ出てきました

通常ミッションオイルは700ccしか
入ってないのに2Lぐらい出てきました・・・

間違いなくオイルシールが抜けているのでしょう



今回購入したオイルシールと同梱のOリング類



オイルポンプを外しました

やはり図の黄線部分のオイルシールが抜けています
赤線のように2ストオイルがダダ漏れだったのでしょう


ミッションとポンプを繋ぐギアシャフト
ここについているオイルシールを交換

対策品なので、次は抜けにくいらしい・・・


同梱されていた小さい方のOリングはココです
車体側にあるのでポンプを取り外す時に注意が必要!



もうひとつの大きい方のOリングはこの部分

古いモノと交換してください



せっかく取り外したのでオイルだらけの
オイルポンプをブレーキクリーナーで洗浄



外した時とは逆に組み付けて完成!

なのですが・・・

ワタクシとしての本番はここからです

2ストのオイルラインをバラしたのならば
必ずエア抜きをしなければいけません!

それをやらなければエンジンに一時的にオイルが
行き届かず、最悪の場合エンジンが焼きつきます

まずはマニュアルどおり、オイルタンクからオイル
ポンプまでのエア抜きから先に行ないます

オイルポンプにあるブリーザーボルトを緩め、泡が
出なくなるまで待ってからボルトを締めれば完了

ここまでは簡単です


次はポンプからキャブまでのオイルラインのエア抜き


まずは混合ガソリンの作成

マニュアルには20~50:1と書いてありました

私の場合ガソリンタンクに約3L残っていたので
30:1の混合ガソリン作成の為100ccの2スト
オイルを投入し、シャカシャカ振って混ぜました

最初から入っているキャブのガソリンを抜いてから
ガソリンタンクを車体にセットしエンジンをかけます
 
エンジンをかけたらそのままアイドル状態でポンプ
のオイル量コントロールレバーを手動にて全開にし
オイルラインのエアが抜けるまで10分間待ちます

10分間経ったらエア抜き完了です!
 

ガソリンがこのままだと分離給油+混合で白煙が多い
即、スタンドへ行ってガソリンを満タンに入れてきました



カウルを装着して完成

半年振りにNSRが復活しました!

チャンバー装着後のインプレッションは次回にて

乞うご期待♪



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